黒糖{こくとう・黒砂糖}

砂糖は我々にとり身近な食品ですが、あまり知られていない事や誤解していることの多い食品です。砂糖の歴史はとても面白い世界史ですが、今回は黒砂糖についてのお話しです。

日本での黒砂糖は、イメージが沖縄です。それは沖縄、特に離島での製造が主で、白砂糖や他の砂糖とは違った砂糖と思われているようです。黒砂糖の原料はサトウキビです。 収穫期は12月より翌年4月ごろまであり、黒砂糖作りが行なわれます。 砂糖の種類は大きく分けて、含蜜糖【がんみつ】と分蜜糖【ぶんみつ】に分けられます。これは字のごとく蜜を含む糖{黒砂糖}と蜜が分けられた糖{様々な砂糖}のことです。

黒砂糖の黒い色{黒い方が良いと思われている消費者が多いため、カラメルなどで着色した製品も多い}は含まれる蜜とその他の不純物(ミネラルなど)などで、独特の味や風味も一般の白砂糖類とはまったく違います。

国の地域産物の保護、援助で離島での製造がなされていますが、本当の美味しい黒砂糖作りは原料の鮮度が大切なため、あまり大規模工場には向きません。また本当においしい、良い黒砂糖は手間暇かけた精製[灰汁取り]も大切です。 食べた後に口に残るようなエグミや味は良い黒糖ではない証拠です。

また黒い黒糖ほど良いなどという話は嘘で、本当は程よい色艶と、食べても嫌みのない味の黒糖が、まじめで、おいしい味を求めて黒糖作りされた製品です。観光客のお土産や、催事場での黒糖では注意が必要であり、また黒糖の宿命として、製造年度での味の違いもあることを理解しなければなりません。


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