菓子 其の二

豆菓子

豆は古くから世界で又日本でも利用されてきた穀物です。

奈良、平安の時代には大陸との文化交流が盛んになり、唐菓子が日本に上陸、室町から安土桃山時代には茶道の普及もあり、豆類の加工、製菓の基礎が出来たようです。ただ一般の人に豆菓子が食べられるようになったのは江戸時代で、そして明治大正には全盛期を迎えました。豆は菓子のみでなく、携帯食や信仰の供物としても用いられ、庶民の生活で親しまれる菓子になっています。

大豆、あずき、落花生などで日本各地では様々な菓子が作られます。煎る、ゆでる、砂糖、醤油、あめなどで加工するシンプルな菓子ゆえ、素材{原料の良さ}と丁寧な仕事、まじめな職人仕事が味に出ます。味付けに化学調味料や、過度な着色、不自然な着香は本来の原料の質の悪さをごまかすために使われるのは残念なことです。

豆菓子に使われる豆色々大豆黄大豆、青大豆味噌、醤油、きなこの原料になる。国産大豆は外国産に比して、タンパク質が多く美味しい。落花生{ピーナッツ}別名:南京豆油分(脂質)が多くビタミン(B2,E)も豊富、甘味があり世界中で食されている。そのほかに、あずき、黒豆、えんどう豆、そら豆など。。。。。
熊野屋


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