ジャムと果実茶

ジャムは果実や野菜を糖類(砂糖、蜂蜜など)と共に加熱し、煮詰めてゼリー化した食べものです。 季節の果物や野菜を一年を通して、楽しめる保存食でもあります。 一年を通して果物や野菜の味、色、風味が楽しめます。

果物に含まれるペクチン{粘りの基になる物質}を利用して固形化しますが、ペクチン質の少ない果物や野菜はやわらかいか、ペーストのような固さのジャムになります。 また糖類の力で保存性は生よりははるかにありますが、野菜類のジャムは酵素の働き等で、色や味が変わりやすいようです。

日本では多くのジャムが作られ、販売されていますが、良いジャムは新鮮で美味しい季節の果物や野菜が原料のジャムです。 人工的な着色、甘味料、香料を使用せず、本来の原料に含まれるペクチンを利用し作られたジャムを楽しむべきと思います。 糖度を低くするために、保存料を入れ作ったジャムは本当はジャムとは言えません。 家庭でも新鮮で美味しい果物がたくさんある時にはジャムを手作りするのも良いものです。

マーマレードは果物でも主に柑橘系(柚、蜜柑、グレープフルーツ等)の果実と果汁を皮と共にペクチン質を利用してジャムにしたものです。

果実茶(ゆず、きんかんなど)は果物のジャムや最近では人気の生姜のジャムを湯又は水で割ってのむ飲み物です。 韓国の伝統茶{韓国では昔から漢方薬のような飲み物}の人気の影響で日本でも広く飲まれるようになりました。


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