菓子 其の一

チョコレート

チョコレートの歴史は4000年とも言われています。最初はカカオの産地の中央アメリカの先住民の苦い飲み物でした。今日のような菓子のチョコレートの歴史はわずか100年程とも言われます。コロンブスのアメリカ大陸発見の結果、様々な作物がヨーロッパに伝えられ、今日の世界の多様な食生活の元になった一つがチョコレートです。

ヨーロッパに最初にチョコラトル{カカオの水の意味}を持ち込んだのはスペインでした。苦い飲み物に砂糖、バニラなどが加わり、イタリア、フランスなどへと広まりました。カカオ豆は収穫後、乾燥、醗酵処理などされ、ココア豆と呼ばれます。ココア豆をすり潰してココアマス、ココアマスを圧搾して分離した油脂がココアバター、お湯に溶かして飲むものがココアになります。ちなみに白いチョコレートは油脂のココアバターを原料に作りますので、茶色ではありません。

菓子としてのチョコレートの進化はイギリス、そして酪農国スイスでミルクと組み合わされ、今や嗜好品の王様に変身しました。ヨーロッパ各地では様々なチョコレートが作られ、日本でも大正時代に製造が始まり、今ではヨーロッパに負けないほどのチョコレート愛好家が多くいます。

チョコレートの効用と誤解どのような食べ物にも良い点、悪い点があります。最近はチョコレートのカカオ・ポリフェノールの効能が騒がれ、また一方ではカロリー摂取や虫歯が出来る、食べすぎると鼻血が出るなどの誤解も多く、私たちは正確な情報の下、質の良い美味しいチョコレートを適度に、カカオの学名のテオブロ・カカオ「神々の食物カカオ」の神秘性、愛らしさや濃厚さなどを感じて楽しみたいものです。

熊野屋


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